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古田博司著「悲しみに笑う韓国人」を読んで

今日は、JRに乗って出張に出かけました。
それで、ずっとバックの中に入ったままになっていた文庫本を読みました。
それが、古田博司著「悲しみに笑う韓国人」です。
読みながら、「あっ!!!」と大声を出しそうになったところをすんでの所で呑み込みました。





この春、映画の版権を求めてソウルに出かけました。
しかし、意中のA社には、振られてしまいました。
ここまでは、既に旅行記で書いたとおりです。
ところが、この話には、後日談がありました。
ソウルにいる間に、ようやくA社からメールが届いたのです。
それは、「今は新作映画で忙しいから、4月中旬以降に話し合いましょう。」というものでした。
ですから、私たちは意気揚々と帰国し、旅行記も書き始めたのでした。
そして、旅行記を書いている最中の4月の半ば、具体的なことを書いたメールを送りました。
しかし、それから何度連絡しても何の音沙汰もありません。
今月中には助成金の申請もしなければならないし、8月には上映作品を会場に申請しなければならないので、焦りも出てきました。
A社に対する不信感は募るばかりです。
実は、旅行記が遅々として進まない理由はここにもありました。
A社との話が進まないので、描き進めるのが嫌になっていたのです。

仕方なく、6月に入って、別のルートからこの作品の上映の可能性を探りはじめました。
すると、どこに連絡しても、即、返信が来て、しかもとても親切です。
何故このA社だけがこんなにも不親切なのかといぶかしく思っていましたら、昨日になって、日本語字幕つきのDVDでの上映を臨んでいるなら、窓口は、この会社ではないことを知りました。
許諾が不可能なら不可能と、連絡してくれればよいものを、無視するなんて、A社は何と不親切な会社でしょう。

ところが、電車の中でこの本を読み進んでいると、こんなエピソードが出てきたのです。
それは、相手の頼み事が不可能なとき、日本人は「それはむずかしい。」と、婉曲的に答え、それが韓国人には、現時点では難しいが、やりようによってはこの先何とかなると受け取られ、結果的に韓国人は「日本人は断るときに嘘をつく。」と感じるそうです。
では、韓国人はそんなときどうするのでしょう。
それは、申し訳なくて、連絡しない のだそうです。

そうです!!
私は、このくだりで「あっ!!」と叫びそうになったわけです。
担当者の方は、私がしつこくメールするたびに、私に申し訳なくて連絡しなかったのでしょうか。
だったら、晴れて上映できるようになった暁には、そのことを連絡してみようかと思います。

さて、この本ですが、この他にも目から鱗のエピソードが次々出てきて楽しいです。
みなさんも、良かったらお読み下さい。

最後に、帰り道に寄った「コリアプラザ」情報を貼り付けておきます^^
コリアプラザ福岡の7月の映画上映会のお知らせです。
上映作品:「アイリス-THE LAST-」
日程:2012年7月24日(火)
場所:コリアプラザ福岡 多目的ホール
時間:14:00~16:30
入場料:無料 
※申し込み不要
※福岡大学の先生の解説付き
この日なら、ミルキーも行けるかもです^^
映画は1度だけで良いと言いつつ、2度も見ましたが、解説付きというのが魅力です。


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by lee_milky | 2012-06-14 21:57 | Book Review | Comments(0)
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