人気ブログランキング | 話題のタグを見る

字幕から分かったこと(ネタばれがあります。)


日本公開初日(2月16日)
T・ジョイ博多
09:00~
11:35~

今日は、日本での公開初日。
私は、1回目と2回目を見ました。
朝一番に始まった一回目の入場者は、ほぼビョンホンファン。
しかも、初見ではない方々がほとんど(?)
何故そう思ったかというと、笑えるところで笑いが起きなかったから。
2回目はお昼どきの良い時間帯だったこともあってかまずまずの入りでした。
なにせ、一回目見終わって座席を取ったら、既に良い席は埋まっていて、私は前の方で見ました。
夫婦連れの姿もチラホラ。
それでも、まだまだビョンホンファン色は濃かったかな~。
一般客が増えるのはまだまだこれからかな?

さて、映画の内容ですが、韓国で四回も見ているにもかかわらず、理解していなかったことが多々あり、驚きの連続でした。
今夜は、記憶が大分薄れていますが、その辺りのことを出来るだけ思い出して書こうと思います。



まず初めにパッチュクですが、見た目ではタンパッチュクだかパッチュクだか判別がつかなかったんですが、王の体調が優れない時や王妃が元気がない時、ト武将が川に落ちた時に食べることからお粥かなと想像しました。
最後に、ハソンが「今日のお粥は特に甘い」というので、やっぱりお汁粉?とも思いましたが、夕方の韓国語の勉強会の時にうりん先生に話したら、「砂糖は貴重品だから王様用に特別に甘くしたんでしょうね。」という話でした。
精を付けるための甘い小豆粥だったのかも知れませんね。

それから、ハソンが本を夜通し読んで勉強していたことにも気づいていませんでした。
あの書庫はハソンが幼い詩を詠んだだけではなく、真の王になるための勉強をした大事な場所だったとはじめて知りました。

更に、ビョンホンシが好きだというラストに近いホギュンとハソンが宮殿の前に立って話をしているシーンでは、ホギュンが「真の王にしてやろうか」と言ったあとの、ハソンの「王になりたいけれど、そのために誰かを殺したり死んだりするのなら、それは望まない。自分の夢は自分で見る。」と言った台詞が理解できていなかったので、ホギュンの台詞は即ちハソンの精神を光海に伝えるという意味だと取っていたのですが、ハソンが望めば、光海を殺害した可能性もあったということだったのかと驚きました。

最後に、サウォリが死んだ後、ハソンが「明にも兵を送る代わりに後金にも使者を送り兵を生きたまま返して貰う。」と言った場面は、歴史的に記録の残された光海の時代の外交施策なので、これを知っていて良かった、この映画は史実をフィクションに本当に上手に織り込んだ映画だと改めて思いました。

明日は、夕方から天神で出張なので、早めに行って今度は天神で見ようと思います。
今日より、大勢の中で見られたら嬉しいです。



「日韓映画文化交流研究会」随時会員募集中!
←Click!! 飛ばない時はこちらから
上映会グッズ、引き続き販売しております。

by lee_milky | 2013-02-16 20:42 | +王になった男 | Comments(6)
Commented by orugann at 2013-02-17 23:58 x
milkyさん
「小豆粥」がポイントだったな~~♪と見終ってから思いました。
エンディングは今の方がベストだな・・・余韻が残り、じんわりと
心が温かくなりました。いい映画でした~~♪

感動してつい「写真集」を買ってしまいました。親子連れで
お母さんが買うと言っても、娘さんが反対してらしたので、
つい勧めてしまいました。買っていただけました(笑)

映画の内容がよくわかり、あ~~この表情はこのシーンとか^^
DVDもいいですが、すぐに手に取ることが出来るので映画の
パンフ類は買ってしまいます。「夏物語」の時も良かったのです♪

7割がた埋まっていましたが、夫婦連れ、ファンであるグループ
連れや若い女性の二人連れ^^でも若い男性がいなかった・・
こちらは静かな会場で、その代わり拍手も起きませんでした。

いつも思うのですが、映画がきちんと終わるまで見る人の
少ないこと・・・他の映画もそうです。そんなに急いでどこへ
行く?状態です。また来週の休みに行こうと思います。

Commented by lee_milky at 2013-02-18 00:47
☆orugann さん、こんばんは^^
でしょう?
私が小豆粥に熱くなってたわけが分かって頂けましたか?^^
そうなんです。
余韻が残りますよね。
でも、見る度に異なる印象で終わる気がします。

写真集は、ネットで買ったまま、封も切らずに放置していました。
そんなに良いなら、これから寝ながら見てみます^^
あはは。
そのお母さん、orugannさんのお陰で写真集が買えて良かったですね^^

私が昨日行った映画館は、だいたいそんな感じでした。
今日の映画館は、小さいこともあって、後ろの方は埋まってた感じでした。
若い男性の姿も見かけました。

今、思い出しましたが、予告編でG.I.Joeが流れてラッキーでした^^

私もまた来週行く予定です。
見終えた直後からまた見たくなるのです。
今日は、出張じゃなかったら、すぐにでももう一度見たかったですが、時間が気になって最後まで観ないで、暗いうちに出ました^^;
Commented by sunny omma at 2013-02-25 21:50 x
milkyさん今晩は。
今頃ですが、待ちわびた王様に初日初回鑑賞でした。
何しろ色々な事前情報はどうしても見てしまったのでハソン登場には
思わず”待ってました!”と言いそうでした。
所でmilkyさんの様に韓国でも鑑賞された方がブログであの冒頭の
王様が逆光の中のシーンが日本の方が画面が鮮やかだったけどあれは後光なのか?との解釈に韓国でのスモーキーな画面が王様の末路
を暗示した”落日、斜陽”であるとの説明があるとの書き込みがありました。   あの何とも胸にゾクッとくる青い衣装の姿にそんな深い意味が
あったのだと知り、ますますこの映画がジャンルを超えて韓国映画の
傑作なのだと感心しきりです。

何時ものビョンホンシ映画のラストが悲劇なのでト武将を気にかけて戻って来るシーンに”あー、やり!”とドキドキして観ていた初回の心地よい興奮とは違ってもう少し掘り下げての一人での(友人と一緒で別の意味気を使ったもので)再会をしなくてはです。

Commented by lee_milky at 2013-02-26 04:13
☆sunny onnmaさん、おはようございます。
待ちに待った光海&ハソンとの逢瀬は格別でしたでしょう。
この映画はそのようにサスペンスの要素もあって楽しめますよね。
私は臣下が城に攻め寄せ、光海の胸の傷を確認する所が最もハラハラしました。

それにしても、逆光にそれ程までに深い意味があったのですね。
素晴らしいです。
夜のシーンもそうですが、光の効果があまりに繊細で、DVDで対応出来るのか?と思ってしまうほどです。

同じように、韓国で御覧になった方が日本版は少し違うようだとおっしゃってるそうですが、私は残念ながら分かりませんでした。
Commented by sanae at 2013-03-21 22:22 x
今晩は、一度書いたの消して書き直しました。

>光海を殺害した可能性もあったということ

あのシーン、そういう意味が込められてたのですか‥
直後に、白い着衣でホギュンが王の元に走りましたよね。
自分がハソンに言ったそのことを懺悔し・
王に殺して下さいと言ったのですね?

後金とは何を指してるのですか?
Commented by lee_milky at 2013-03-22 00:41
☆sanaeさん、こんばんは。
今日、光海、またご覧になったんですか?

>自分がハソンに言ったそのことを懺悔し・
王に殺して下さいと言ったのですね?
う~~ん、私は、そうは解釈しませんでした。

以前は、光海はハソンのような王様だったのですよね。
ホギュンは、持ち出した朝鮮実録を光海に見せることによって、光海が本来の姿を取り戻してくれることに賭けたのだと思います。

後金は、女真族の国、後の清のことです。
女真族は文字を持たない国なので、朝鮮は、後金を馬鹿にしていました。
我こそが明の跡を継ぐものだと思っていたんですね。
光海君時代の特徴的な外交政策として明とも後金ともうまく付き合ったという史実があります。
<< 王になった男■鑑賞レビュー集 「王になった男」初めて日本語字... >>