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報告書にも書けなかった紆余曲折の歩みⅠ

 
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報告書にも書けなかった紆余曲折の歩みⅠ_f0027009_22821.jpgご好評をいただいている(自画自賛)第3回自主上映会の報告書ですが、その報告書の中に、「上映会までの歩み」という項目があります。
実は、あまりに紆余曲折すぎて、割愛せざるを得なかったことがあったのです。
ここでは、それを書こうと思います。 

「LBH映画を語る会」結成当初からずっと探し続けていた「バンジージャンプする」の版権がひょんなことから見つかったことは報告書にも書きました。
見つかってから、版権の切れるまでにわずか半年だったので、会場探しに焦りました。
第1回の「我が心のオルガン」が上映期限までに1か月しかなかったことを思えば、半年はそう短くはないのですが、「我が心のオルガン」はDVDだったので、上映会場を選ばなかったのですが、「バンジージャンプする」は35mmフィルムしかないために、上映会会場が限られました。





幸い、第2回の「純愛中毒」を35mmフィルムで上映していたので、その時の上映会場の福岡市総合図書館映像ホール「シネラ」に企画書を持ち込みました。
なぜ、いきなり企画書かというと、この会場は、正規の自主上映の場合、半年に一度しか上映申し込みを受け付けておらず、しかも、半年から1年前に申し込まなければならないという条件付きだったからです。

でも、会場とのコラボという企画なら、もしかしたら入り込めるかもしれない。。。
そんな思いで、次のような企画書を書きました。

「バンジージャンプする」のキム・デスン監督はイム・グォンテク監督の下で長く修業をした方で、今は、イム・グォンテク芸術大学の教授です。
一方、「シネラ」はイム・グォンテク監督作品を多く所蔵しています。
そこで、「シネラ」が所蔵するイム・グォンテク作品とキム・デスン監督のフィルモグラフィーを照らし合わせ、2000年作の「春香伝」をピックアップしました。
この作品は、第53回カンヌ国際映画祭のパルム・ドールにノミネートされた名作で、キム・デスン監督は助監督としてこの作品に携わっています。
そこで、「春香伝」と「バンジージャンプする」を上映し、キム・デスン監督を招聘して、二つの作品の描く愛の世界の相違点を聞きいてみてはどうかと考えました。

折しも、仕事が冬休みに入ったので、企画書を一気に書き上げ、「シネラ」に提案しました。
でも、淡い期待は見事に裏切られました。
25年度は企画ものが特に多く、これ以上は無理とのことでした。

しかし、企画倒れになった実施案を見ながら、第3回自主上映会はキム・デスン監督作品2作品上映で行こうと決めました。
なぜなら、その方が助成金申請の通りがいいのではないかと思ったからです。
助成金のために会の名称まで変えたにもかかわらず、第2回上映会時には助成はしてもらえませんでした。
LBHの名前は消しても、ビョンホン作品ばかり上映しているわけなので、ビョンホン色は消えず、助成には不利と聞いていました。
だから、監督の作品を2本上映すれば、今回は、キム・デスン監督にスポットを当てた企画と印象付けられると思ったのです。


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by lee_milky | 2013-10-13 00:08 | 日韓映画文化交流研究会 | Comments(0)
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