マグニフィセント・セブン、中高年の男性人気で、好調だそうで、良かったですね。
七人の侍からの荒野の七人からのマグニフィセント・セブン(以下、M7/何せ携帯から投稿してるので、書きにくい(^^;)というPR戦略が、功を奏したみたい(^^)
そんな中、とあるサイトに「M7は、荒野の七人は超えたけど、七人の侍には、遠く及ばない。」と、書かれていたので、そこまで書かせる映画とは?とばかり、見てみました。
で、のっけから射抜かれました。
この映画、私が見た映画の中で、過去最高かも!?
世界の黒澤と言われる所以が、遅ればせながら理解できました。
特に、今回M7を見た後に本作を見たので、映画を見た後に原作本を読む感覚でした。
そりゃあ、原作本を読んでから映画を見た方には物足りなさを感じられたのも納得でした。
しかし、それは、日本人特有の感じ方でしょうね。
そこには、日本人独特の情緒や封建社会の身分制度、侍や百姓の生き様、戦国時代の戦さや野武士の蛮行などをある程度理解していなければ、到底理解できない世界観が描かれていました。
だからこそ、本作では、七人の侍が百姓を助けるのに、個人的な恨みは必要ないわけです。
従って、怨みを買う圧倒的な悪のリーダーも居ません。
ストーリーは、いたってシンプル。
野武士の襲来から村を守ろうとした百姓が、侍を雇い、雇われた七人の侍が、百姓らとともに戦い、自らが犠牲になりながらも、ついに村を守ったというお話。
しかし、なぜ百姓らが侍を雇おうとしたのか、侍をみつけるまでの苦労、侍が百姓を助けようとした理由、侍と百姓の交流、そして、戦略戦法が丁寧に丁寧に描かれています。
休憩を挟んでの約3時間半に渡る本作ですが、一気に飽きることなく見ました。
いや〜、すごかった。
しかし、国も時代も異なる西部劇で、この世界を精一杯描いたM7も秀逸だと、改めて感じるところとなりました。
荒野の七人は、まだ見ていませんが三本を見比べてみるのが面白そうです。
まずは、来週あたりもう一度M7を見に行きます(^^)