内部者たち オリジナル版

内部者たちの大ヒットを記念して公開されたオリジナル版をお借りして観ました。
字幕はついていないのですが、予想していた以上に面白かったです。

公開版では、アン・サングのおちゃらけのシーンが行き過ぎに感じていたのですが、オリジナル版では50分以上も尺が伸びた分、おちゃらけのイメージが薄まって、気にならなくなりました。
多分、オリジナル版が先にありきで、上映時間が長くなったので、ストーリーが壊れない範囲でカットし、再編成されたのが公開版なのでしょう。
余談ですが、カットシーンにしか出演していない役者さんも多く、役者とは大変な仕事だと改めて思いました。

オリジナル版は以前から観たくてしょうがなかったのですが、時間が長くなる分、展開が遅くて面白みがなくなるのではないかとも危惧していたのですが、それは杞憂でした。
公開版は、カットされた分、展開に若干無理な部分がありましたが、オリジナル版ではそのような部分はもちろん無く、特に、前半部分はサングの回想シーンになっていることから、展開に説得力があり、かえって短く感じるほどでした。
また、公開版では最後の最後まで、結末が読めなかったのですが、オリジナル版では、サングとジャンフンが未だ繋がっていることがわかるシーンがあって、こちらなら、結末が読めたかもしれません。
ても、意味深なエンドロールがあって、その意味では、ガンヒによるさらなるどんでん返しを予感させました。
政治の世界は古今東西を問わず怖いと感じたし、このシーンひとつでガンヒの存在感が一挙に増したのには驚きました。
初めに公開された3人のキャラクターが均等にレイアウトされたポスターからも三つ巴の雰囲気が伝わっていたので、やはりこれが監督が本来表したかったものなのだと感じました。

さて、このオリジナル版で公開していたら、興行の行方はどうなっていたでしょうか。
難解なイメージになって、あそこまでヒットしていなかったのかれません。
何れにしても、韓国では、後にオリジナル版も公開されたので、選択は間違っていなかったのでしょう。

でも、日本公開は、本国のヒットを確認後でしたから、オリジナル版を公開してくれても良かったのにと思いました。
日本は公開版しか権利を取得していないので、オリジナル版は上映はもちろんDVD化もされていなくて、字幕付きで見る機会がないので残念です。

今週は、韓国映画を4本観ましたが、中でも、内部者たちの面白さが際立っていました。
このオリジナル版に触発され、未だ買っていなかったBlu-rayを注文しました。
明日にも届くはずなので、公開版ではありますが、字幕付きで堪能しようと思います。

[PR]
by lee_milky | 2017-03-20 15:45 | +インサイダーズ | Comments(0)
<< インタビューの内容が知りたいなあ シングルライダー再び >>