2017年 11月 13日 ( 1 )

密偵を観ました

今日は、日韓映画文化交流研究会の例会で密偵とマスターの梯子をしました。
この夏「心に吹く風」と「新感染」を梯子した時と同じルートをたどったのですが、やはり、ビョンホン映画は格別ですね^^
まるでビョンホン祭りのようで、気分が高揚しました。
この2本の映画がほぼ同時公開されると知った時、時期が違ってたら良かったのにと思ったものですが、今日ばかりは、一日に二本観られて幸せでした。
両方とも、韓国で観たり、DVDで観たりしていたので、初見ではなかったのですが、やはり大画面で字幕付きで観ると面白さ数倍増です。
正直、なんで、日本で公開されるまで待てないんだろうと自分で自分を疑いたくなるほどです。
と、いうくらい両方とも面白かったですが、私は、どちらかというと、「密偵」の方をより面白く見ましたので、今日は、「密偵」の感想を書こうと思います。

キム・ジウン監督の映画は、古い順に「箪笥」「甘い人生」「グッド・バッド・ウィアード」「悪魔を見た」しか見ていませんが、これらの映画の良いところだけを抽出したら、こうなった。。。的な映画でした。
なんだか、上から目線な言い回しですが、ストーリー的に、「箪笥」「甘い人生」はピタッと嵌っているのに対し、「グッド・バッド・ウィアード」「悪魔を見た」は、ブレがあるというか、監督に迷いがある気がするのです。
とくに、「グッド・バッド・ウィアード」に関しては、様々なバージョンが作られていることからもそれが証明されている気がします。
しかし、この「密偵」に関してはそのブレが無い。
とても緻密に計算しつくされている。
だから、俳優の演技に頼っていない。
その意味で、「箪笥」を彷彿とさせます。

そして、絵はいつものごとく綺麗で、壮大です。
中でも「グッド・バッド・ウィアード」に寄っています。
特に「列車」のシーンは、「グッド・バッド・ウィアード」を彷彿とさせます。
いや、あの作品のあのシーンがあったからこそ、本作のこのシーンが撮れたのでしょう。
「グッド・バッド・ウィアード」の場合、チャンイのキャラクターが物語っているように、絵空事でリアリティーが無かったのに対し、本作は、リアルで重いストーリーなので、より迫力がありました。
コン・ユシのおむつ替えシーンやハン・ジミンシのお胸出しシーンも面白かったです。

そして、字幕無しの時にはさっぱり分からなかった「密偵」を見わけるために全員にウソの情報を流すシーンは圧巻でした。
最後の最後まで何が作戦で何が真実なのかわからずハラハラドキドキでした。
鶴見慎吾氏演ずるヒガシが「朝鮮人は日本人に服従か死しかない。君が朝鮮人に生まれたことは仕方ない。」とソン・ガンホシ演ずる朝鮮人の日本警察官にかける言葉がこの映画の背景を物語っていました。
そして、最後に義烈団の団長役のビョンホンシとガンホシが目を合わせるシーンで目頭が熱くなってきました。
なぜなら、JSAを思い出したから。
同じ民族なのに、目のわずかな動きでしか自分の気持ちを伝えられない不幸を、ほんの一瞬で演じ切っていました。

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by lee_milky | 2017-11-13 00:46 | +密偵 | Comments(0)