「イ・ビョンホン ジャパン オフィシャル ファンクラブ イベント2009」に参加してきました。
今回、私が東京に滞在したのは、わずか16時間。
生ビョンホンシのお顔を肉眼で見ることが出来たのは、数分間だけ。
それでも、充分楽しんできました。
例によって、独りよがりなレポですが、書いてみたいと思います。
羽田に着き、多分ビョンホンファンであろう方々が、急ぎ足でモノレール乗り場へと向かわれる中、まずはのんびり朝食を頂いた後、モノレールに乗車しました。
羽田の中華料理屋さんの朝がゆ定食。
久しぶりにゆっくり食事した気がします。 イベントに参加する前に、未だ行ったことのない国立新美術館に足を延ばし、開催中の
加山又造展を観覧する予定でしたが、美術館の開館する10時まで、代々木体育館のある原宿で途中下車し、会場を見ておくことに。
そんな折り、数人のお仲間さんから、入り待ち情報が入り、ビョンホンシが会場に未だ入っていないことを知って、「今から行って、ちょうど見られたら美味しいなあ。」という嬉しい気持ち半分、「もしビョンホンシがいつまでも来なくて美術館に行けなくなったらどうしよう。」という気持ち半分になりました。
でも、私が、原宿に着いた途端、その半分の心配は杞憂に終わりました。
なぜなら、代々木体育館の敷地内に入った途端、お仲間さんより、「今入ったよ~。」のメール。
まあ、残念ではあったけど、美術館には行けないわ、ビョンホンシは裏口から入ってたわの最悪のパターンは避けられたわけで、これはこれで良かったのだろうと思いつつ、未だ時間があるからとグッズ売り場の方に目を向けると、グッズ販売は10時30分からの文字。
それに、既に長蛇の列。
あきらめて、代々木体育館を後にし、明治神宮駅から地下鉄に乗って美術館のある乃木坂まで行ってみることにしました。
代々木体育館から、駅に戻る途中、歩道橋の上から撮影しました。 乃木坂駅に着くと、地下鉄の美術館方面出口の前でシャッターが開く9時半まで10分ほど待たされ、さらに、チケット購入で20分、入館で20分待たされました。
特にチケット購入ブースは屋外なので、もう、寒くて寒くて、風邪をひきそうでした。
でも、こうして小一時間待ったお陰で、前から20番目くらいには入場が出来、一巡目は比較的ゆっくり見ることが出来ました。
国立新美術館の外観。
でも、もう一度見ようと、入り口付近まで後戻りしたら、館内は、もう芋の子を洗うような人出でした。
なにせ、二月二六日で入館者一〇万人を超えたそうですし、この日が期間中最後の土曜日だったので、代々木と同じとは言わないまでも、かなりの大人数、しかも、年齢層も性別もほぼ代々木と同じような人人人。
ここでも小母さんパワーを感じました。
私が、加山又造の作品に初めてであったのは大学生の時でした。
ちょうどその頃、彼がモチーフにしていた美人画を見て、そのモデルが当時ブスの代表のようなキャラで大活躍していた研直子さんに似ているのに驚いたのを今でもはっきり覚えています。
彼は祖父は絵師、父は京都西陣の和装図案家の家庭に生まれ、早くからその才能を発揮したそうですが、美人画にモチーフを求め始めた1970年代は苦しみ、納得のいく作品になるまでずっと習作と題していました。
彼は美人画の他に動物や風景をモチーフにした日本画や墨絵、焼き物の絵付け、アクセサリーの下絵など数多くの作品を残していますが、私は、中でも美しい風景画が好きです。
心がどんどん静謐になります。
でも、今回のようにたくさんの作品を一度に見ると、心が静かになりすぎて、もの悲しくなってしまいました。
だからでしょうか、2巡目は細かな描写の風景画より大胆な構図の《雪》《月》《花》の三部作とあざとい感じのする美人画の前に長く居た気がします。
このように、自分なりにチョイスしながら2巡したせいでしょうか、会場から出る頃には、静かな静かな感動で心がいっぱいになっていました。
私は、このような静謐な感動を大切にしたいと思いました。
このような感情がここ最近の私には必要です。
特に、ビョンホンシに逢う前には。
だから、同じ美術館で開催されていた別の展覧会にはあえて行かず、早めの昼食を軽く済まして、代々木に戻りました。
「今日のシチュー」のメニューに惹かれて、地下の食堂に入ったのですが、結局こんな変な取り合わせに。
好物を選んだらこうなりました。さて、話はやっとイベントにたどり着きました。
私の座席は、昼の部はスタンドAの南2階席の前から2列目。
あらかじめ調べていた通り、ステージから最も遠い最悪と思える場所でした。
でも、今回は、花道が会場の中程までしつらえてありました。
アリーナのCの方は余程嬉しかったことでしょうね。
いよいよイベントが始まりました。
今回はラジオの公開録画というコンセプトでイベントが進行されました。
赤坂泰彦さんの名司会でイベントは大いに盛り上がりました。
まずは、いつかロックバージョン。
見慣れたMCがスクリーンに流れた後、ビョンホンシが下からせり上がってきて、生歌を聴かせてくれましたが、この歌は、正直、音もリズムもはずれているのが気になりました。
後から思えば、きっと緊張していたのでしょう。
その後、質問コーナーやクイズコーナーなど、昨年のソウルでのプレミアム試写会ツアーとほぼ同じ様な内容のファン参加型のお楽しみコーナーが企画されていました。
今回のイベントは、今のビョンホンシの人気の中にあっては精一杯の、ファンとのふれあいを大切にしたファンミらしいファンミだったと思います。
ドームやアリーナツアーのようなイベントは楽しいし感動もするけれど、事前の練習が大変だし、かといって事前の練習が全く要らない内容だったら、当のビョンホンシが納得がいかないと思うから、今回の企画はとても良かったように思いました。
人は努力すればするほど、その後の感動が大きいものです。
だから、ビョンホンシも、今回、きっと最も練習したピアノ演奏の部分が最も感動的だったのでしょう。
配信されたメールの中で、「僕の伴奏でみんなが歌ってくれたことは、今日の思い出の1シーンとなりました。」と語っていました。
私はと言えば、予想どおり会場の中央までせり出した花道にも遠く、ほとんど全般をスクリーンで見るしかありませんでしたし、質問者やクイズの回答者をビョンホンシが選ぶ時にアリーナやスタンドをなめたモニターに映りさえすることもなく、このまま昼の部が終わってしまうのだなとあきらめていました。
でも、最後の最後にアリーナの後方にしつらえられたステージの黒い壁が取り外され、ピアノが出て来た時、しぼんでいた期待が一気に膨らみました。
なぜなら、私の居た最悪な席はそのピアノの目の前にあったから。
しかも、ビョンホンシがピアノの前に座ると、なんと目の位置がバッチリ私達の座席と同じ高さなのでした。
さて、いよいよ伴奏が始まりました。
会場の声が小さかったせいか、はじめの方はビョンホンシの声が大きく聞こえました。
周りの方が、「キーが高くて歌えない。」と囁かれる中、私は、大きな声で歌い、まるでビョンホンシとデュエットしているような気になりました。
ビョンホンシの声は、間もなく聞こえなくなりましたが、代わりにビョンホンシの顔が次第に鍵盤から外れ上がってきて、私と目が合いました。(きっと、私の周りの方は、みなさんそう思われたでしょうが^^;)
私の青春時代、こんな風に好きな男の子の弾いてくれるピアノ伴奏で毎日のように歌っていたものでした。
その青春時代を思い出したのと、「ビョンホンシ、鍵盤を見ずに弾けるくらい何度も何度も練習したんだな。」と思ったのとで、その感動に胸が震えました。
今回、ビョンホンシの顔が生で肉眼で見えたのは、この昼の部のこの時だけでした。
でも、私は満足しています。
昨夜、眠い目をこすりながら、空港から自宅まで車をとばした時も、ずっと「いつか」のバラードバージョンを聞きながら、この時のことを思い出し、歌っていました。
今回のイベントに参加するにあたり、私は小さな事に一喜一憂するのは止めようと心に誓いました。
昨年のソウルの後、ビョンホンシがここ福岡に来ていたと知った時の動揺は人として醜いものでした。
だからこそ、忙しい日帰り旅行だったのにもかかわらず、美術館行きも強行したのでした。
お陰で、美術館で感じた静謐な感動はイベントに参加した後も続きました。
それは、何度も言うように私の座席が昼夜ともビョンホンシから遠く離れていたからかもしれません。
でも、その原因の一つがビョンホンシのイベントでの最後の言葉にあると私は思います。
「今、この会場にいらっしゃるのは僕よりも年上の方もいらっしゃるので、僕がこのようなことを言うのは僭越かもしれませんが。」と前置きした上で、こんな話をしてくれました。
間違えているかもしれませんが、大きくは外れていないと思います。
幸福というのはお金や名声が問題ではなく、幸せだと感じられる心だと思います。
今、韓国もそうですが日本でも世界中でも経済的に大変な時期であると言われています。
この会場にもそんな大変な思いをされていらっしゃる方も沢山あるでしょう。
でも、ここにいるみなさんが、このイベントで少しでも幸福を感じてこの先1年間の糧にして貰えたらいいと思います。
私も、今日のこの時を原動力にしてこれから始まる撮影を乗り越えます。
こんな大きなイベントの後、こんなことを言うことの出来る人が居るでしょうか。
ビョンホンシは本当に大人だと思います。
思慮深い人です。
そして、この記事を書いていて気づきました。
ドームでは「あなたに会えて良かった。」と言ったビョンホンシ。
このことばは、ビョンホンシが言わせて欲しいと秋元さんにお願いしたのだということを後になって「拝啓愛しき人へ」を読んで知りました。
そのビョンホンシが、今回は「あなたに会えて良かった。」も「あなたが好きです。」も言わず、上のようなことを言ったのは、確かに、今、世の中が不況だからという側面もあったでしょうが、私のようなここ最近行きすぎているファンへの戒めも含まれているのではないのでしょうか。
だからこそ、私は理性を失わずに済みました。
このように思慮深いビョンホンシを応援するのに、我を忘れたのでは違う気がします。
これから先も、ビョンホンシのことを細く長く好きでいたいです。