RGBとCMYの不思議な関係

カテゴリ:+夏物語( 25 )

チョ・グンシク監督

この映画の撮影は、東京ドームでのファンミの直後から始まりました。
韓流ブーム真っ盛り。
ビョンホン人気も最高潮で、ビョンホンブログが林立し、夜な夜なビョンホンシのこと、出演作のことを語ってた時期です。

「甘い人生」の次の映画だということもあり、ついつい「甘い人生」のキム・ジウン監督とチョ・グンシク監督を見比べて、その風貌や絵画出身のジウン監督の達者な絵コンテとチョ・グンシク監督の棒人間のような絵コンテを比較して頼りなく思ったり、撮影風景の動画を見ては、監督がビョンホンシの言いなりになっている気がして、更に監督を頼りなく思う一方、ビョンホンシももう少し控えたらよいのにとハラハラすることも多々ありました。

でも、来週の自主上映会を前に、監督のインタビュー動画を確認してみると、チョ・グンシク監督にたいして、あの時私が抱いた印象は違っていたように思いました。

この映画のタイトルははじめは「여름 이야기~夏物語」でした。
「キョンアの花を折った男」という本をきっかけに芽生えた二つの恋を描いた映画だったのです。
ビョンホン演ずるソギョンとスエ演ずるチョンインの1969年の夏の恋とイ・セウン演ずるスジンとユン・ヘジン演ずるキムPDの現在の恋の二つの物語です。
それが、次第に過去の恋を中心とした映画に変更したので、現在のシーンが大幅にカットされ、タイトルも「그 해 여름~あの年の夏」に変更されました。

しかし、カットシーンはそれだけに限りません。
過去のシーンもテンポが悪くなるからという理由でたくさんのシーンがカットされています。
また、村長が息子にコツを前に、村民に向けて村に電気が通るという放送をするシーンは、演ずるチョン・ソギョンの演技があまりにうますぎて、恋愛映画の流れにそぐわないのでカットしたそうです。
このように、監督は、とても惜しいシーンだったと振り返りながらも、迷うことなく撮影したシーンをカットしています。

また、俳優の演技に対しては、次のように述べています。
ストーリーにとらわれた平面的な人物像ではなく、深みがあり現実感のある人間を描きたかった。
主役二人の感性をもう一歩踏み込んで引き出す。

私は、撮影に入る前に映画の全体像をある程度イメージしておきます。
まず大きな円を描いておきます。
そこに細かい感情などを書き足していくのです。
そうすることで私なりの答えを探し出せるのです。
それを俳優には強要しません。
演じながら自分で見つけて行ってほしいのです。
俳優たちが演技に迷ったとしても、私は答えを提示しません。
どうやって解決策を見出していくか一緒に悩むふりをするだけです。
答えは俳優自身に出させました。
つまり、ビョンホンシもスエさんも、チョ・グンシク監督の描いた円の中で演じていたのですね。


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by lee_milky | 2016-05-29 22:21 | +夏物語 | Comments(0)

그해 겨울(あの年の冬)

自主上映会「『夏物語』とあの年の夏」の予習のために、久しぶりに「夏物語」関連DVDを見ました。
中でも、印象深かったのは、그해 겨울(あの年の冬)というタイトルのロケ地探訪です。
これは、「夏物語」のチョ・グンシク監督とユン・ギョンファンプロデューサー、それに監督と古くから親交のあった「少女たちの遺言」のキム・テヨン監督とミン・ギュドン監督の男4人で、夏物語のロケ地を巡りながらのトークです。
チョ・グンシク監督とユン・ギョンファンプロデューサーから飛び出す撮影秘話とキム・テヨン監督とミン・ギュドン監督のプロとしての質問や意見が面白い。
DVD発売時にも見たはずなのですが、10年も経っているので、すっかり忘れていました。
スタッフが田植えをしたという話は覚えていたのですが、それがどの水田だったのかが今回確認できました。
それは、ジョンインが村人に「キョンアの花を折る男」を読んであげるシーンの農家のバックになる水田です。
このシーンは私が好きなシーンの一つでもあるので、なんだかうれしかったです。
監督は、このシーンを働く空間と生活する空間を一緒に見せたいというこだわりがあったそうです。
その監督のこだわりに美術監督とスタッフが答えたのですね。
実はこの農家の対面にはレンガ造りの家があるのですが、それが映り込まないように、その家の屋上から撮影するなど工夫したそうです。
それを知ってから本編を見ると、その苦労が結果的に印象的なシーンにつながっているような気がしました。

美術監督と言えば、彼をがっかりさせることがあったそうです。
映画に出てくるスネリ村は実際にあるそうですが、駅はありません。
駅は、ポムン駅(普門駅)というプサンからソウルに向かう路線にある廃駅を利用して作られました。
列車は通るのですが、駅には停車しないという駅です。
その外観はソギョンたち学生がスネリ村に到着したシーンで出てきますが、内観は、ソギョンとジョンインがともにスネリ村を後にするときに使用する予定で、綺麗に再生したにもかかわらず、撮影直前に辺りに霧が出てとても良い雰囲気になったので、急遽屋外の線路がバックに使われました。

この動画の撮影が冬だったということもあってか、監督たちは3人ともとてもロマンチストでした。
その感傷的な気分の中で、監督たちはこう結んでいます。
チョ・グンシク監督「(この)作品についてはいろいろな受け止め方がある。だけど、私は十分に楽しく取り組めたし、興行的に失敗したとしても満足感はある。楽しめたよ。これからはしっかりしないとな。作品にのめりこんで客観性を失ってはダメだ。」
キム・テヨン監督「みんなで誓おうよ。」
チョ・グンシク監督「何を?そう言えば、キム監督の『家族の誓い』も楽しみすぎた感じがするよ。」
キム・テヨン監督「だから、あれもヒットしなかったんだ。次は気をつけるよ。」
ミン・ギュドン監督「次の作品に向けての誓いだ。頑張って良い作品を作ろう。(最後に)生涯で最も美しかった『あの年の夏』の誕生を祝おう。」
チョ・グンシク監督「僕たちが一緒に短編映画を作ってから、それぞれ2作品を作ったね。それぞれ浮き沈みも経験したけど、第3作目の作品を頑張ろう。作品を作るたびにみんなで逢おうよ。」
キム・テヨン監督「とにかくおめでとう。」


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by lee_milky | 2016-05-24 17:30 | +夏物語 | Comments(0)

山崎さん家の「マノサ」です

みなさま、こんにちは^^
大変ご無沙汰しております。
ちょっと、仕事でテンパっておりますが、元気です。

さて、劇作家で演出家の山崎哲さんを、みなさんご存知ですよね。
ビョンホンシの「甘い人生」をご覧になったことをきっかけに(多分)、その後、ビョンホン映画のみならず、たくさんの韓国映画及びビョンホンシに関わるドラマやドキュメンタリーをご覧になっては、御自身のブログ「こんな日は映画を観よう」で、その感想を日々語っていらっしゃいます。
時には、辛口でバッサリということもありますが、その行間からは、ビョンホンシ及び韓国作品への愛が溢れ、読んでいて心地良いです。
何と言っても、プロとしてのご意見は、同じブロガーでも、私達おばちゃんのそれとはまた違った風格があり、読み応えがあります。
また、韓国で御自身のお書きになった戯曲が出版され、それがご縁でこのほど、韓国で上演の運びとなりました。
そういう意味では、韓国訪問の経験がおありにならなくても、生ビョンホンシに一度もお会いになっていなくても(多分)、ビョンホンシに最も近いファンなのではないかと勝手に思ったりしています。

その山崎哲さんが、私たちが撮ってきたマノサの写真を使って記事を書いて下さいました。
私にとっても、唯一にして最大の思い入れのあったロケ地「マノサ」でしたが、山崎さんにとりましても、「マノサ」は、また格別の思いがおありになる場所のようです。
とても素敵な記事になっていますので、是非、お読み下さい。
また、山崎さんの記事に、私の書いた「マノサ」の過去ログをトラックバックさせて頂いていますので、あわせてお読み頂くと嬉しいです。
こんな日は映画を観よう「夏物語_マノサ」


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by lee_milky | 2011-07-03 12:25 | +夏物語 | Comments(4)

久しぶりに観た「夏物語」

今夜は、家族が居なかったので、久しぶりに「夏物語」を観ました。
LBH映画を語る会の上映会の時、「我が心のオルガン」を観ながら、この映画と「バンジージャンプする」を思い出し、上映会の感想を書くなら、これらの映画との類似点を検証して書こうと思いました。
その後、これらの映画を観る時間が取れず、今日に至りました^^;

でも、今夜、ようやく観てみたら、検証なんてとうてい無理だと実感。
なぜなら、甘はじめた途端に「夏物語」の世界に引き込まれたから。
今夜、最も泣けたのは、図書館が焼けた日、電力会社に就職した息子を感電で亡くした小父さんが、ジョンインの家に、謝りに行くシーンでした。
「俺も、お前のお父さんに会いたいよ。でも、時代が時代だから仕方がない。」
最近、朝鮮半島分断について調べたばかりだったからでしょうか。
観るのが辛かったです。
この映画、公開時は興奮して観ましたが、次第に感動が風化し、自分の中であまり好きではない映画になっていたけど、今夜観てみたら、公開時にもまして感動的でした。
上映会で「我が心のオルガン」を観た時にも思ったことですが、「この人は演じるのが好きな人だなあ、一生懸命に演じる人だなあ」と、ソギョンがスネリ村に行った翌朝のシーンを観ながらしみじみ思いました。
以前は、無理があると思えた若いソギョンの役が自然に見えたのは、現在のビョンホンシより演じているビョンホンシの方が若いからでしょうか。
老教授の役もしなければならなかったのだから、やはり、当時のビョンホンシくらいの年齢の方が良かったのかも知れません。

さて、「悪魔を見た」の公開が間近に迫ってきましたね。
予想以上に前評判が良くて嬉しいです。
LBH映画を語る会では、公開日に「悪魔を見たを語る会」を行います。
お近くにお住まいの方は、↓をクリックしてみて下さいね。
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by lee_milky | 2011-02-23 22:55 | +夏物語 | Comments(0)

앞뒤 생각 안 가리고 빠질 수 있다 (前後不覚に陥る)

今日はこのニュースから。

お仲間さんから、「字幕スーパーのハングル、何が書いてあるの?」と聞かれたので、訳してみました。

솔직히
率直に
그만큼 병헌 씨가 매력적이었어요
それほど ビョンホンさんが魅力的でした

앞뒤 생각 안 가리고 빠질 수 있을 만큼 매력적이라
前後不覚に陥る程魅力的だと


羨ましいお話しです。
はぁ~、スエちゃんになりたいっ!
前後不覚になってみたいっっ!!

それにしても、演技力に自信を無くしてたなんて、「夏物語」の彼女、とっても良かったですよね。
私は、この映画の彼女しか知らないのだけど。
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by lee_milky | 2009-09-17 21:27 | +夏物語

그해 여름(韓国版)

こんばんは。
長かったGWも終わり、明日からまたお仕事が始まりますね。
みなさんは、このGWをどう過ごされましたか。

実は、ブログには書いていなかったのですが、姑がここ1ヶ月程前から、急に弱り、歩くのもやっとの状態でした。
家の中にいるより外にいる方が大好きだったのに、引きこもってしまっている姑を不憫に思いながらも、忙しさにかまけて放っていたので、GWが始まった途端、夫も娘も私も一斉におばあちゃんにちやほやしてしまいました。
まず、おばあちゃんの部屋を掃除し、カーテンやシーツを洗濯し、一緒にお風呂に入り、おばあちゃんが行きたいという藤の花見と潮干狩りに出かけ。。。
でも、それがいけなかったのです。
4日の夕方、突然鼻血が出始め、それが一向に止まらず、とうとう救急車を呼びました。
幸い、その日のうちに退院できたのですが、血圧が200以上もあり、今後、通院し、気長に血圧を下げていかなければなりません。
いつも留守ばかりしている家の家族が全員揃っている時だったのが不幸中の幸いでした。
明日から、また誰も居ない家で、姑は過ごすことになります。
それを避けるためのいくつかの選択枝もあったのですが、姑の強い希望で、このまま家で養生することになりました。
ご近所の方の助けを借りながら、できるところまでやってみようと家族3人で話し合いました。

さて、そんなわけで、楽しみにしていた「韓国版夏物語」を見に行くことができなかったので、家で「韓国版夏物語」のDVDを見ました。
日本版はDVDを未だ見ていないし、韓国版は劇場で見ていないので、比較しにくいのですが、なぜか、これまでない程に恐怖感をもって見ました。
特に、取り調べのシーンでは、恐くて恐くて仕方ありませんでした。
劇場で日本版を見た時よりも色が青みがかっているので、恐怖感を煽られたのか?
字幕が韓国語と英語しかなく、字幕無しで見たので、映画の持つ雰囲気がよりダイレクトに伝わったのか?
それとも、画面が小さい方が、この映画には良いのか?
とにかく、これまで映画は劇場で見るものだと思ってきた私にとって、今日のDVD鑑賞は衝撃でした。

この映画、こんなに恐くて考えさせられる映画だったのですね。

エンディングの曲は、悲しい曲のはずなのに、その恐怖から救ってくれたような気がしてホッとしたくらいです。

韓国版を劇場でご覧になった方は、どんな感想を持たれましたか?
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by lee_milky | 2007-05-07 00:53 | +夏物語 | Comments(16)

그해 여름(夏物語) 桧の栞

非公開さんから、こんな素敵な画像を贈っていただきました。
この栞は、非公開さんの手作りだそうです。
チョンインの作った栞にそっくりですね。
どんな香りがするのでしょう。
f0027009_226436.jpg

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by lee_milky | 2007-03-03 22:06 | +夏物語 | Comments(10)

그해 여름(夏物語) 儒教思想

그해 여름(夏物語)の中で、ソギョン達大学生がスネリ村に着いた時、出迎えた村長が、はじめ、ソギョンの友人のキュンスを大学の先生と間違えて、深々と挨拶し、荷物を持とうとします。
でも、彼が学生だと分かった途端、知らんぷり。
その変わり身には、あきれるばかり。

私は、このシーンは、笑いをとるシーンなのだとばかり思っていたのですが、実は、韓国ではこんなことはごく普通のことなのだそうな。 

「これは、いわゆる儒教思想の影響なのよ。」と知人。

え~~~、儒教思想って、お年寄りを大切にする日本人が忘れてしまった古き良き思想じゃないの?

「チッチッチッ!!
儒教思想っていうのはね、お年寄りを大切にするんじゃなく、自分にとって得になるお年寄りを大切にするのよ。」と、更に知人。
だから、電車なんかで席を譲ってもらえるのは、身なりの良い、比較的元気そうな矍鑠としたご老人だそうで、田舎から出て来た貧相な身なりのご老人は、哀れなものだそうです。

「日本の江戸時代の身分制度は、儒教思想に基づいてるんだから、大体想像がつくでしょ?」と、畳み掛けるように知人。

そうか。そうなのね。
もし、韓国に行って、そんな場面に出くわしても、面食らわないようにしよう。
思想だからね。
仕方ないかな?
でも、ビョンホンシも、そうなのかなぁ~。

そうだったら、ちょっと嫌かも^^;
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by lee_milky | 2007-02-22 23:07 | +夏物語 | Comments(10)

그해 여름(夏物語) ノベライズ

「夏物語」公開の日に読んだノベライズ。
確かに読んだはずだったのに、昨夜読み返してみたら、ラストの部分が、全く頭に入っていませんでした。
なんだか、狐につままれたみたい。
いや、読みかけて、寝てたかも?

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by lee_milky | 2007-02-19 22:50 | +夏物語 | Comments(4)

그해 여름(夏物語)5回目~ あなたはどのシーンがお好き?

日曜日は、1人で近隣の映画館に「夏物語」を見に行きました。
公開中最後の休日だからでしょうか?
座席は満席に近かったです。
4~5人のお友達同士で見に来ていらっしゃる方が多く、帰りに映画のことをあれこれ話し合いながら帰っておられました。
こんなに近くにも、お仲間がたくさんいらっしゃるのだなあと思いながらも、やっぱり声はかけられませんでした。
意外にシャイなmilkyです^^;

さて、今回は、これまで全く涙が出なかった、映画のスクリーンを裏側から見るシーンで、なぜか泣けました。
もともとこのシーンは、大好きなシーンで、ソギョンが「있다.입술.(イッタ。イプスル。)=あるよ。唇が。」と、映画の台詞を真似るところは、笑いながら観ていました。
でも、今回は泣き笑い。
このシーンは、2番目に好きなシーンかな?
では、1番好きなシーンはどこかというと、それは、「キョンアの花を折る男」にまつわるシーンです。
図書館で、ソギョン達がこの本を見つけ、チョンインをからかうシーン。
農作業をさぼるソギョンが小高く積んだ藁の上で、寝ころんで本を読んでいるシーン。
それとは知らず、その下でチョンインが老人にせがまれ、「キョンアの花を折る男」を濡れ場を適当にごまかしながら読むシーン。
その画面の左上で、小さいソギョンが吹き出す様子。
老人がガッカリしながら立ち去った後、ソギョンが降りてきて、チョンインをからかいながら、左にはけていくシーン。
全て大好きです。

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by lee_milky | 2007-02-14 01:14 | +夏物語 | Comments(9)