ファンミ前後から違和感を感じていた股関節に、先月の終わりに激痛が走り受診したところ、先天性の股関節脱臼に加えて加齢による股関節の変形が始まっているとのことで、最近は休日は外出を控え、寝転んで韓ドラや韓国映画三昧です。
中でも、イケメン俳優のナム・ジュヒョクに嵌って、関連作を次々見ています。
ジョゼ役のハン・ジミンシも言わずもがなの美人なので、美しい二人の美ししい悲恋が心にしみました。
今回観た韓国版の感想とはあまりに異なるので、なぜかしらと、続けて日本版も観てみると、やはり以前感じた強い衝撃がよみがえってきました。
そういう意味で、私としては日本版の方が好物でした。
二作の相違点の最たる例は、ジョゼと同居しているおばあさんが日本版では、足の悪いジョゼに「こわれもの」と言ったり、世間に隠したりしているのに対し、韓国版ではそれがないことだと思います。
これは、監督の意図だけでなく時代も反映しているのかもしれません。
また、このようにおばあさんのキャラクターが日本版の方が少しだけ詳しく描かれているように、登場人物の数も多く、個々人の描写も細かかったために、韓国版が、ほぼ二人だけの世界に終始しているのに対し、日本版の方はもっと広い世界観の中で映画かれていて、物語に厚みがありました。
その結果、韓国版は、ジョゼの生活背景が悲恋の背景として描かれているのに対し、日本版は、むしろジョゼの抱えている問題に焦点が絞られていると感じました。
これまで日本の作品を韓国作品やハリウッド作品と比較してみる機会が何作かありましたが、日本版の方に深みを感じたことは今回が初でした。
日本版を見終えて、今度は原作本を注文したので、後日、レビューしようと思います。