家族揃って
「おっぱいバレー」を観に行きました。
ストーリーを全く知らないで行ったから、満足度100%でした。
綾瀬はるかさんが、若い先生らしくて素敵でした。
実は、私、この映画の撮影中に彼女がロケバスに乗るところに遭遇したことがありまして、その時、なんだか普通の人っぽくてオーラも何もないなあなんて感じたのですが、今考えてみたら、あの時中学の教員に成りきってたんですねぇ。
人づてに聞いた撮影秘話をちょっとだけ紹介すると、綾瀬はるかさんって、スタッフさん受けが良い方だそうです。
天然で、可愛がられてる感じがしたとか。
そして、現地のボランティアにもとても優しかったそうですよ。
さて、感想ですが、設定が1970年代で、まさに自分の中学生時代とかぶってましたから、自分の中学時代を懐かしく思い出したり、厚かましくも綾瀬はるかさん演じる美香子先生に若かりし日の自分の姿を重ね合わせたり、その頃の一生懸命な自分と今の自分を比べて妙に反省したり、さらに、美香子先生の尊敬する今は亡き老教師と自分とを比べたりと、忙しく頭の中をグルグルさせながら、男の子たちの姿に笑い、美香子先生の姿に泣き、もう、100分間、ずっと映画に引き込まれてました。
なにせ、横に座っていた娘が中座したのに気づかなくて、戻ってきた時に「あれっ?」って思った程度でした^^;
これ、しかも実話を元に書かれた小説の映画化だそうで、そのモデルになった方が撮影をご覧になったそうですから、健在なのでしょうね。
1970年代に20代なのだから、今、60代?
映画では、戸畑三中を首になったことになっていますが、その後、教員を続けられたのでしょうか。
首になったってことは、この時、正規採用でなく講師だったのかな?とか、色々マジに考えました。
もし、この先生が現場に戻っていなかったとしたら、北九州は惜しい人を逃したよね。
私、やはり北九州で中学校を首になった方を知ってるんです。
その方は、現場に戻れなくて、その後、私立大学の教授になられましたが。
あれ?実話は北九州とは限らないのか?
私も、20年前は、美香子先生みたいに熱い教師でした^^
自分がやったことのない部活を持ったのは、同じだけど、私の場合は、このバレー部とは逆で、全国1位の部活を引き継いだもんだから、それはそれで大変でした。
なにせ、その中学校の部活に入部させたいが為に、わざわざ校区内に新築して転居した新入生が居たほどでした。
私が、あまりに頼りないものだから、保護者会からつるし上げられ、顧問を替えてくれと言われて、「私も辞めたいんです。今すぐ辞めます。」と言うのを、職員会で引き留められたり。。。
生徒と一緒に学校にも泊まったなぁ。
寝てる間に生徒から顔に落書きされないようにカギをかけて寝たりして^^;
自分ではなかなか教えられないから、生徒を車に乗せて、どこにでも出かけたり。
とにかく、いつも必死で悩んでばかりで。。。
今はどうなのだろう。。。
相変わらず要領は悪いから、物理的には時間はかかってるけど、精神的にはすごく省エネしてる気がする。
それを、余裕が出来たと、ここ数年思ってきたけど、この映画を見て、これではいけないのではないかと考えさせられました。
この連休、遊びながらも仕事について真剣に考える機会がたくさんありました。
そういう時期でもあったのでしょうね。
「
福沢諭吉展」を見に行った後、「
学問のすゝめ」も読みました。
そうそう、「学問のすゝめ」は韓国でも昭和30年代以降次々に翻訳され出版されています。
訳者が違うと、タイトルも微妙に違って興味深かったですよ。
参考までに貼っておきますね。
학문을 권함(ハンムヌルクォナム):学問を勧め
학문의 권장(ハンムネクォンジャン):学問の勧奨
가쿠몬노 스스메(ガクモンノススメ):学問のすゝめ
학문의 향기(ハンムネヒャンギ):学問の香り
私的には、학문의 향기が一番好きかな?
「学問の香り」って良いですよね。
次回、韓国に行った時に買ってくるかな^^