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アイリス CS-TBSチャンネル版 第5話

新学期が始まってから怒濤の一週間が過ぎようとしています。
milky地方は、他県より始業式が早く、特に今年度は、校内人事が決定してから始業式までの準備期間がわずか2日間しかなかったので、想像を絶する忙しさでした。
このPCの前で仕事しながらうたた寝し、朝を迎える日が続いていました。
このようなハードなスケジュールのためか、私は、入学式の朝に亡くなった同業者を2人も知っています。
さて、そのようなハードな時期を脱したので、今夜、ようやく第5話を観ました。
でも、ここ最近、仕事のために理詰めで物事を考えていたのと、入学式準備のために放送部の指導に係りっきりになっていたせいか、なんだか、変なことばかりが気になってしまいました。
それで、この記事を書くにあたり、もう一度観てみようとしたのですが、余計に気になって仕方ないので、開き直って、その気になる部分を中心に書いてみようと思います(((爆)))

「100の顔を持つ男」の異名を持つビョンホンシ。
この第5話の冒頭、助けに来てくれたはずのサウが自分に銃口を向けた時のヒョンジュンの表情を見て、この「100の顔を持つ男」を突如思い出しました。
EX決行後、負傷したヒョンジュンは、ペクサンに救援を頼むも、けんもほろろに断られた後、何者かにアジトに踏み込まれて、絶望の淵に立ったその時、それが親友サウと知ってホッとしたのも束の間、今度はそのサウから銃口を向けられる。。。その第3話のラストから第4話の冒頭への2話にまたがる一連のシーンの中で、ヒョンジュンの表情は様々に変化します。
ドラマの展開の早さに呼応するように、その表情の移ろいはまるで猫の目のよう。
この表情の変化が、私に「100の顔を持つ男」の異名を思い出させるのでしょう。
その意味は「様々なキャラクターを演じ分ける」ということだとわかっているのだけど。。。

一方、サウは、張り付いたような一辺倒の表情です。
前話で、スンヒの表情についても同じように思ったのですが、これは、自分自身の生き方に嘘のないヒョンジュンに比べて、サウやスンヒには、自分の意志に抗わなければならない運命と、守るべき秘密があるからではないでしょうか。
ネットで観た時には、なぜサウがあまりに簡単にペクサンの命令に従ったかが分からなかったのですが、今回字幕で観てみたら、この段階で、「サウが断ってれば、スンヒがヒョンジュンの命を絶たなければならなかった。」ことが明らかになっていたことを知りました。
そんなことも知らずに、サウに対して、チャットであれこれ文句を言ってたことが今更ながら悔やまれます。
ゴメンねサウ。
言葉の壁はまだまだ厚かったわ^^;

そして、ドラマの中盤、私が気になって仕方なかったのは、カメラワーク。
ズームやパーンの多用だけでなく、画面が微妙にぶれています。
このため、例えば、ヒョンジュンがチョルヨン達から逃げまどう動的なシーンは、迫力満点。
でも、例えば、NSSの事務所から持ち出されたヒョンジュンの資料が焼かれる静的なシーンもこの手持ち感たっぷりの撮り方なので、その理由がストーリーより気になってしまいました^^;
まるで、下手くそな放送部員が取った動画みたい。
何か理由があるのかしら。
ペクサンの部分だけは、そのブレが無いのは、彼の権威を表すためとか。
例えば、国会議事堂などの権威の象徴である建築物はシンメトリックな建て方をするように。
う~~ん、悩ましい^^;
こんなに考えたけど、ただ単にカメラマンの癖とか、ハンガリーに三脚を持って行けなかったとかいう理由だったら、腰砕けになってしまいますよね(((爆)))

そして、そのカメラワークがようやく気にならなくなった頃、既にドラマは車でヒョンジュンを待つスンヒの元に一本の電話がかかるシーンに。
その直後に車が爆破し、スンヒが死んだと思い込み、茫然自失のヒョンジュンにソナの撃った弾が当たり、しばらくして、ハッと我に返るヒョンジュン。
そのヒョンジュンに再び「100の顔を持つ男」を思い出し、ドラマは終了。

次回、地上波で観る時には、こんなこと気にせず観てみたいものです^^;

リンク集
こんな日は映画を観よう 劇作家の山崎哲さんのブログです^^
ミルキーの手持ちカメラの疑問に答えて下さっています^^
☆CRANBERRYSODA☆ クランベリー☆さんのブログです^^

by lee_milky | 2010-04-09 01:12 | -アイリス | Comments(4)
Commented by クランベリー☆ at 2010-04-10 00:18 x
こんばんは☆

ミルキーさん、学校の先生なんですか!?
…4月は大変な時期ですよね。

私も!!
気になってました!あのブレ・・・

ペクサンの部分はブレてなかったですよね
だからあのブレはヒョンジュンの不安・緊張・動揺とかを
表現した演出なんだろうって勝手に思ってましたが
ほかのシーンでもあったんですね

そうなるとわかんないなぁ

どんな意図だったのかしら
・・・やっぱ三脚(笑)

・・・にしてもあのブレ「ちょっと、やりすぎ?(-_-;)」ってくらい
気になってしまいました(^^ゞ

>次回、地上波で観る時には、こんなこと気にせず観てみたいものです^^;

ですね^^
でももっと別なことが気になってしまったりして・・・

「声が・・・イメージがぁぁぁぁ・・・<(゚ロ゚;)>」って(笑)


どんな意図だったのかしらね
・・・やっぱ三脚(笑)
Commented by lee_milky at 2010-04-10 00:56
☆クランベリーさん、こんばんは。
そうなんですよ。
ペクサンの部分が逆にあまりに動かないものだから、余計にブレに違和感を持ったのだと思います。
リンクをさせて頂いている劇作家の山崎先生にうかがってみたところ、意図的にブレさせてるそうですが、やはり韓国での撮影チームとハンガリーの撮影チームとの撮り方が違いがこのドラマの分裂感を生みだしているとのことでした。
ハンガリーでは三脚をいちいち出してられないという現実もあったかも知れないけれど、それをうまく利用して、クランベリーさんのおっしゃるとおり、ヒョンジュンの心中を表したのでしょうね。

そうですね。
地上波での吹き替え、どんなもんでしょうね。
誰が吹き替えたところで、違和感はあるでしょうね。
だって、手ぶれぐらいで、こんなに引っ張ってるのだもの^^;
そうそう、第4話のヒョンジュンを撃った弾の方向、検証してみましたら、確かにクランベリーさんのおっしゃるとおりでしたね。
これも、韓国ではケンチャナヨなんですかね^^;
Commented by 山崎哲 at 2010-04-10 04:39 x
こんばんは。というより、もうおはようございますの時間です(笑)。始業式の日の朝に、二人も先生が…。ショックです。ミルキーさん、からだお気遣いくださいね。IRISのカメラの件です。ドラマ、2班、3班に分けて撮られたらしいですが、こっそり申し上げます。カメラマンには実は、ものすごく自分の撮り方にこだわる方が多くて、打ち合わせをしてもなかなかうまくいかないことが多いのではないでしょうか(笑)。日本に限らず、自分の撮り方を曲げないで撮ってしまうような気がします。それだけまた、カメラマンの権力は強いです。下手をすると監督より強いくらいなんですよ。監督や大スターがお願いしても、カメラを絶対に覗かせないカメラマンだっています。映画の世界で、ときに監督が二人いる、と言われるのもそのせいです。映画やドラマ作りが、時にいちばんむつかしくなってしまうのも、そににあると思えばいいんじゃないでしょうか。IRISの場合も、そのあたりがいちばんむつかしかったのではないかと思っています。くれぐれもおからだ大事にしてください。
Commented by lee_milky at 2010-04-10 22:40
☆山崎さん、こんばんは。
お気遣い、とても有り難いですが、山崎さんの方こそ、こんな時間に大丈夫ですか?ご自愛下さいね。

さて、こちらにまでコメントを頂いてありがとうございます。
なるほど、監督が二人居るですか。
撮り方に統一感が無いのは、複数のカメラマンさんのそれぞれのこだわりのせいだとすると、アイリスのような監督さんが複数居たり複数の撮影チームが同時に撮影したりといった状況でなくてもおこりうるということですよね。
大変ですね。
こだわりの強いカメラマンさんの手綱を引くのは大変なことでしょうが、それほどのカメラマンさんでないといい絵は撮れないということでしょうか。
それにしても、奥深い業界の裏話に驚きました。
ほんとうにありがとうございました。

今、CSで第5話の再放送をやっている最中です。
続けて11時から6話が放送されます。
夫もアイリスに嵌っています^^
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