人気ブログランキング | 話題のタグを見る

報告書にも書けなかった紆余曲折の歩みⅡ

 
報告書にも書けなかった紆余曲折の歩みⅡ_f0027009_2041468.gif

報告書にも書けなかった紆余曲折の歩みⅡ_f0027009_22821.jpg
キム・デスン監督の作品は、「バンジージャンプする」の他に、「血の涙(2005年)」「ノートに綴った願いごと(2006年)」「百問百答(2010年)」があります。
そのうち、「ノートに眠った願いごと」の版権保有社がすぐに見つかりました。
しかし、旧作にもかかわらず料金があまりに高く、即決できずにいました。





しばらくして、監督の最新作「後宮の秘密」が六本木シネマートで5月に上映されることを知りました。
シネマートは第2回上映会で上映した「純愛中毒」の版権保有社だったので、担当者の方に問い合わせてみると、すぐに「後宮の秘密」の配給社に連絡を入れてくれました。

配給社の方に交渉してみたところ、5月を皮切りに全国随時公開となるので、その後なら上映可能とのことでした。
「バンジージャンプする」の版権が8月末に切れるので、時期的には微妙な感じでした。
しかし、このとき担当者の方から朗報をもらいました。
福岡市内にあるKBCシネマに「後宮の秘密」を上映してもらえるように営業する予定があるというのです。

KBCシネマでこの映画の公開が実現し、その時期に合わせて自主上映会をKBCシネマでさせてもらえたら、私たちは「バンジージャンプする」を上映するだけで、同時にキム・デスン監督作品が2本同じ会場で上映されることになります。

しかし、こんな夢のような虫の良い話が実現するでしょうか。
一か八か、すぐにもKBCシネマへの交渉をスタートしたかったのですが、未だ映像に字幕を入れる作業をしている最中なので、配給社が営業を開始するのが3月中旬になるということでした。

配給社からの連絡を待つ間、KBCシネマに貸し館の実績があるかどうかを調べてみると、お笑いの上映会や映画祭の実績がありました。
でも、それを会の役員さんに漏らすと、「私たちの会は実績がないから無理じゃないか。」との答えが返ってきました。

3月20日、配給社から連絡が入りました。
既にKBCシネマに営業を開始し、私たちの会の話も通しているとのこと。
早速、KBCシネマに電話を入れてみると、貸し館という形ではなくコラボレーションということで、日曜日の夕方ならOKということでした。
でも、「後宮の秘密」は露出が多すぎるので、上映しない意向だということでした。

後日、KBCシネマに会長さんと2人で打ち合わせに行ったとき、「後宮の秘密」も出来れば上映して欲しいと再度お願いしました。
後日、「バンジージャンプする」の上映会当日の1日だけ「後宮の秘密」も上映してくださることになりましたが、決まってみると、観覧者が少なかったらどうしようと心配になりました。

また、この後、助成金申請をしてみると、この映画が新作だったことがかえって徒になりました。
キム・デスン監督が私たちの上映会に来てくださることが「新作の宣伝のためじゃないのか」と指摘を受けました。
KBCシネマとのコラボレーションも商業ベースに乗っているととられかねないとの指摘を受けて、KBCシネマにお願いして共催でなく後援という表記にさせてもらいました。
はじめて電話連絡をしたとき、あれほど「コラボレーションですよ。」と念を押されたのに、二つ返事で了解して頂いて本当にありがたかったです。


「日韓映画文化交流研究会」随時会員募集中!
←Click!! 飛ばない時はこちらから
第二回自主上映会グッズ、引き続き販売しております。⇨
正会員年会費も⇨から、お支払い頂けます。

by lee_milky | 2013-10-13 22:50 | 日韓映画文化交流研究会 | Comments(0)
<< 報告書にも書けなかった紆余曲折... 報告書にも書けなかった紆余曲折... >>