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慶州を観ました


邦題:慶州 / 英題:Gyeongju / 製作国:韓国
製作年:2014年 / 監督:チャン・リュル / 上映時間:145分
キャスト:パク・ヘイル / シン・ミナ





日韓映画文化交流研究会の9月の例会はアジアフォーカス福岡国際映画祭2014 で上映される韓国映画「慶州」観覧でした。

パク・ヘイル演ずるチェ・ヒョンは、中国の大学で教鞭を執っています。
旧友の突然の死で、久しぶりにソウルに舞い戻ります。

そこで思い出したのが、亡くなった友達らとともに訪れた喫茶アリソル。
7年前にアリソルで見た春画が気になっているのですが、なぜそれが気になっているのかを探すためにチェ・ヒョンは慶州へ出かけます。
でも、春画はすでになくなっており、店主も変わっていました。

一方、新しい喫茶店主のコン・ユニは、突然春画の行方を尋ねるチェ・ヒョンの怪しい行動に、彼を変態だと誤解します。

実は、私は、ソウル周辺と釜山周辺しか行ったことが無く、あとはKTXの車窓からソウル釜山間の景色を見ただけなので、慶州の景色が映画で堪能できるのかと楽しみにしていましたが、映画のほとんどのシーンがシン・ミナ演じるコン・ユニの喫茶店の中なので、慶州らしい風景はほとんど見られませんでした。
唯一、慶州らしいシーンは古墳に登って警備員に叱られた所くらい?

でも、だからといってこの映画に不満を持ったわけではありません。
この喫茶店が醸し出すゆったりとした雰囲気とその雰囲気に支配されたような映画の世界観と喫茶店を中心に紡がれるファンタスティックな大人の恋の物語が好きでした。

後になって知ったのですが、この喫茶店アリソルは実在していて、春画も、実際にチャン・リュル監督が1995年に初めて慶州を訪れたとき、喫茶アリソルの壁の片隅に描かれていたのだそうです。
でも、7年後チャン・リュル監督が再び慶州を訪れたとき、その春画はなくなっていて、これが映画「慶州」のモチーフになったそうです。
アリソルが魅力的に描かれている由縁です。

あまりに魅力的な喫茶店なので、私もいつか行ってみたいと思っています。
そういえば、劇中、韓流おばちゃんが二人出てきます。
チェ・ヒョンを俳優と間違えて一緒に写真を撮ってほしいと頼み、遠慮がちに横に並びながら、シャッターが切られる瞬間には、顔を寄せてみたり、日本が韓国にした歴史的な罪を謝りたいと言ったりと、韓流おばちゃんアルアルがかなり笑えました。
この二方、本当の韓流おばちゃんだったりして(笑い)
お二人とも、セレブリティーな方々だったので、韓国人の監督さんには韓流おばちゃんがこんな風に写ってるのかなと、ちょっと安心。

ラストで、なぜチェ・ヒョンが春画が気になっていたのかが謎解きがあります。
7年前、春画に描かれている女はチェ・ヒョン、男は亡くなった先輩に似ていると会話しているシーンがあります。
でも、それってどういう意味?
男は女であり、女は男であるということ?
我は他であり、他は我であるということ?
by lee_milky | 2014-10-11 23:33 | 日韓映画文化交流研究会 | Comments(0)
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