南山と聞いて、私が想起したのは焼肉屋さんでした。
いや、南山という地名があって、そこが韓国のどこに位置するのかは薄々知ってはいました。
だから、「南山の部長たち」とは、南山にある会社のいくつかの部署の部長さんたちの話?
なんて、悠長にも思っていました。
なにせ、かつて南山に韓国中央情報部(KCIA)があって、南山と言えばその韓国中央情報部のことを指すということなど全く知らなかったものですから。
この韓国中央情報部(KCIA)は、軍事クーデターを起こし、後に韓国大統領になった朴正煕の肝いりで創設された大統領直属の機関です。
韓国人にとって「南山」とは単なる地名でなく、KCIAの拷問や残虐行為を象徴する忌まわしい言葉なのだそうです。
そして、この韓国中央情報部の部長とは、組織中の最高位で一人だけです。
ですから、部長たちとは韓国中央情報部の歴代トップたちという意味だということがこの本を読んで初めてわかりました。
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