この土・日は別府に研修旅行でした。
研修が始まる前に「それだけが僕の世界」を観てきました。
別府に古くからある「シネマブルーバード」です。
でもね。
ひとつだけわからないことがありました。
なぜ、ジョハは、カナダに行く前にピアノを壊したの?
福岡で二回目に観た後、こう書いたら、FBの方に次の通り教えてもらいました。
ピアノは母の愛の象徴で、貧乏なのにピアノを買って何もできない弟には愛をたっぷりかけていたことに対する腹立たしさ、哀しさ、口惜しさいろんな思いをぶつけられる対象が家にあるピアノだったのでしょう。
だから、それを確かめるべく、もう一度観たいと思ったのですが、
福岡では早くもクローズになってしまって、残念に思っていたのです。
結論から言うと、やはり、私にはそうは思えませんでした。
だって、母の病気に気づいたのち、ジョハは父と縁を切るために刑務所の父に面会し、
そこで、ジンテのことを「頭がおかしい」という父に「そんなこと言うな」とぴしゃり。
そして、「母さんに手を出したら許さない」と言うんです。
これって、もう、母を許してるし、弟を受け入れてると私には思えるのですが、違うかな。
そして、病院では、ジョハは初めて母親に自分の怒りをぶつけ、
母は、次に生まれ変わったら、あんたのために生きると約束します。
今回、映画を観ながら、ジンテがピアノのある家にこだわらず、施設に行けるようにそうしたのかとも思ったり、
ちょうどその時、ガユルが来たのは、ジョハがガユルに頼んだから?
すると、ガユルのところにスムーズに行くように?
なんて考えてみたりしたのですが、いずれにしても、無理があるんですよね。
う~~~ん。
監督に聴いてみたい!
なぜ、あそこで、ジョハはピアノを壊したの?
大邱や釜山の舞台挨拶にあれだけ行ったのに、韓国語が分らないばかりに、質問ができないから^^;
凄く残念。
さて、疑問は解決しなかったとはいえ、
今回が最も泣けました。
きっと、自閉症の子どもさんを持つ保護者の方々の
感想を聞いたのちに観たからだと思います。
本作にしろ、「マラソン」にしろ、
韓国映画は、自閉症の方とその周辺の人をうまく描きますね。
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