念願の板門店ツアーが、当日になって中止になり、KTXに乗って全州に行くことにしたことは、以前にも書きました。
(実は、中止の連絡は11日にメールでされていたことを帰国してから知りました。
どうやら、飛行機に乗っている時にメールされたようで、韓国でWi-Fiにつないでからも、うまく受信していなかったようです。)
チケットが立ち席用しかなかったので、KTXがこむにつれ、空席がなくなって、途中からずっと立ちっぱなしの旅になりました。
デッキで、若者に交じって立っているのもかなりつらくて、チケットの点検に来られた車掌さんに、「席があるなら買いたい。」と言ってみましたが、空席はないとのことでした。
それで、全州駅に着くとほっとして、列車から飛び降りるように降りて、帰りは、必ず座ろうと、先ず帰りのチケットを買いました。
都合よく17時台の電車があったので、無事購入して、タクシーに乗り込み、スマホを見せながら、「
ここに行ってください。」と言いました。
全州駅から、タクシーで約15分ほどの慶基殿 キョンギジョン / 경기전に行くためです。
ところが、タクシーの運転手さんの反応がおかしいのです。
「キョンギジョンですか?全州の?」という感じです。
この全州の?という反応に、私は驚いてしまいました。
わざわざ全州の?と聞き返されたということは、ここは全州ではないの?
慌てて、さっき買ったばかりのKTXのチケットを見直してみると、なんと。。。
全州 チョンジュ/전주から龍山 ヨンサン/용산までのチケットを買ったつもりが益山 イクサン/익산からのチケットでした。
と、言うことは、私は、全州ではなく益山でKTXを降りたことになります。
あわてて
KTXの時刻表を調べてみると、全州より一つ手前で降りてしまったことがわかりました。
そういえば、到着時間だけで、着いたと思ったけど、着いたと思ったけど、駅名を確認しなかったことを思い出しました。
何ということでしょう。
3年ほど前にも、全州行きのチケットを買ったつもりが慶州行きを買っていてそのまま慶州旅行をしたことがありました。
バカバカ!
昨夜に続いて、自分の間抜けさを恨みましたが、どうしようもありません。
タクシー代が気になりましたが、韓国は日本のタクシー料金に比べてかなり安いこともあり、そのまま目的地まで行くことにしました。
この日の唯一の救いは、タクシーの運転手さんがとても気さくな方だったことです。
「わかりません。」「聞き取りが難しいです。」と、繰り返す私に、気長にゆっくりとずっと話しかけてくれました。
冷や汗をかきながら韓国語で会話したので、小一時間があっという間でした。
そして、気になるタクシー代は30,000ウォンちょっとでした。
正確にわからないのは、なぜか、その領収書だけが見当たらないからです。
でも、支払うときに、日本円で3,000円ほどだったので、ほっとしたのを覚えています。