昨日、ネタバレなしで感想を書きましたが、やっぱり書かずには居れません。
それほど、面白い映画でした。
昨夜、舞台挨拶のない上映も観たのですが、お客さん多くて、現地の方の反応が凄まじかったです。
特に、私世代の笑い声、あのシーンではキャーが。
とにかく初めから映像の世界に引き込まれます。
テンポよくシーンが変化するのは、一瞬にして状況が掴めるから。
しかも、その一つ一つが壮大。
ハ・ジョンウ目線で見た空は、空ってこんなに広かったっけ?と思わせるスケールの大きさ。
カメラワークの壮大さににCGが加わって、これぞ現代にしか描けない映像でした。
それは、火山爆発を食い止めた後の平壌とソウルのシーンでも観られます。
正に、言葉はいらない感じ。
言葉が要らないと言えば、ビョンホンシとドヨンさんのシーン。
セリフはほとんどないんだけど、もうね。
そこに2人がいるだけで、2人の歴史が如実に表現されるんですよ。
ドヨンさんのカメオ出演を知らなかったから、感激しました。
このツーショット、また観たいなあ。
ツーショットと言えば、やっぱりビョンホンシとハ・ジョンウさんも最高でした。
劇作家の山崎哲さんが、過去、イ・ビョンホンは、相手によって、相手を殺さないように遠慮するっておっしゃってましたが、彼相手ならそんな遠慮は要らなかったんじゃないかな?
丁々発止とはこのことを言うのでしょうね。
映画的には、JSAのガンホさんとビョンホンシの役を彷彿とさせましたね。
北の兵士には年季が入ってる感。
それが2人の表情だけでわかるから凄い。
何せセリフが分からないんだもの。
壮大なスケールのパニック映画だから、セリフが分からなくても、結構いけると思ってたんだけど、これが細かいディテールのある繊細な映画なのでした。
2人のアドリブであろうシーンも、やりすぎじゃない?
と、思ってたんだけれども、ラストでその意図がわかりました。
だからこそのあの展開だし、だからこそ涙を誘う。
アメリカの身勝手さなど、政治的な部分もちょいちょい挟んであって面白かったし、アクションシーンも結構な頭脳戦でお見事でした。
壮大さと緻密さを兼ね備えた白頭山、最高‼️
あっ!あのシーンに関しても一言。
ランナウェイだったか、彼らだけの世界だったか、若い時のお尻そのままでしたよ。
鍛えてるから?
ビョンホンシ、だから観せたかったんじゃないの?と思ってしまった。
笑いあり、涙ありの白頭山、最高!