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2013年 04月 07日 ( 1 )

愛してる、愛してない


日韓映画文化交流研究会の初めての月例会で、韓国映画「愛してる、愛してない」を見ました。
映画館は、今年の自主上映会の会場になるKBCシネマです。
悪天候にもかかわらず、ほぼ満席の会場に、「私たちの上映会もこれくらい入ってくれたらいいね。」と、最後尾に陣取った会長さんと私とで話し合いました。

さて、映画は、BGMも無く、出演者も少ない静かな静かな映画でした。
そのせいか会場のそこかしこで爆睡中の体がありました。
映画レビューを見ても、上映会後の語る会でも、評判はよろしくないようでしたが、実は、私は好きな映画でした。

出張するために空港に向かう妻を夫が車で送っています。
カメラは、その夫婦をフロントガラス越しにとらえています。

BGMは夫婦の車をの側をせわしなく通過する高速道路上の車の騒音のみ。
その中、夫婦の間の何でもない会話が延々続きます。

その長台詞の中、男の出来た妻が夫に別れを切り出します。
まるで、ついでのように。

妻が家を出るために荷造りする最後の一日が映画の大半を占めています。

最後の荷造りではあっても、妻の行動は通常の大掃除と何ら変わりありません。
懐かしいものを見つけては、荷造りの手を止め、楽しかった夫婦生活を想起します。
「愛してる」と妻が心の中でつぶやきます。

でも、現実に返ってみると、優しすぎる夫とその夫に甘えすぎる自分が見えてきます。
最後ぐらいは円満に別れようと思うのに、それが出来ない妻。
「愛していない」と心でつぶやく瞬間です。

実際には、妻の心のつぶやきは映画の中では表現されていません。

でも、私は、このタイトルを知ったときから、幼いころに遊んだ花占いの「好き、嫌い、好き、嫌い」のフレーズを想起していたので、映画を見ながら、ずっとこのフレーズが頭の中をグルグルしていて、妻の心情と私の中のフレーズが時折ピタッと一致するわけです。

「愛してる、愛してない」

夫婦って、こんなもの。

妻は自分の所行は棚に上げて、夫の一挙手一投足に反応し、「愛してる、愛してる」を繰り返し、結局、結論が出せずにいます。

引っ越しの期日を今日と決めたにもかかわらず、大雨が降っているから、迷い猫がみつからないからと、自分の中に理由をつけ、去ろうとしない妻。

離婚って、こんなものかも。

結局、離婚するのかしないのか、結論が分からないまま映画は終わります。

ヒョンビンの肩の力の抜けた普通の夫感、とっても良かったです。

ただ気になったのは、雨音。
ノイズにしか聞こえず、仕事で編集ノイズに悩まされている私にとっては、嫌な音にしか聞こえませんでした。



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by lee_milky | 2013-04-07 15:19 | Comments(0)