年末の忙しいこの時期に、キム・デスン監督の「血の涙」を見ました。
それというのも、フィルムの所在が分からなかったこの作品を、KBCシネマさんが見つけてくださったのです。 昨年、自主上映会に監督をお呼びした時に、話が盛り上がり、「日本では公開されていない『血の涙』を上映したいね。」という話になりました。 夕張国際映画祭で大賞をとり、テレビでも放送されているから、原盤はあるだろうということで、6月から探し始めたのですが、原盤は本国に返却され、字幕は処分されたらしいということがわかって、あきらめていました。 その原版と字幕のスライドが見つかったのです。 でも、そのスライドを映画と同時上映するには、人件費と設備費で別途20万円以上もかかるということです。 それなら、私が字幕だけのDVDを作れないかと思い、その予習の意味もあってDVDを見てみました。 この映画、タイトルがタイトルなだけに、こわごわ見始めたのですが、人の欲望や偏見の醜さを描いた珠玉作でした。 この映画のためなら、苦労してでも字幕を付けたいと思いました。 なにせ、監督が新作映画のために来福される機会があったら、そのチャンスに乗っかって上映しようというケチケチ研究会ですからね。 20万なんてお金どこからも出てきませんしね。 2005 第38回 スペイン シッチェス国際カタルニヤ映画祭 オリエンタル・エキスプレス部門 ノミネート 2005 第26回 青龍映画賞 技術賞(特殊メイク:シン・ジェホ) 2005 第25回 韓国映画評論家協会賞 脚本賞(イ・ウォンジェ),技術賞(シン・ジェホ) 2005 第4回 大韓民国映画大賞 音響賞(キム・ソグォン,キム・チャンソプ),視覚効果賞(シン・ジェホ),美術賞(ミン・オノク) 2005 第42回 大鐘賞映画祭 衣装賞(チョン・ギョンヒ),美術賞(ミン・オノク) 2005 第13回 春史羅雲奎映画芸術祭 大賞,監督賞,撮影賞,男優助演賞(パク・ヨンウ),照明賞(キム・ソングァン),美術賞(ミン・オノク),技術賞(シン・ジェホ) 2006 第17回 日本 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2006 ヤング・ファンタスティック・コンペティション部門 グランプリ ![]() ●飛ばない時はこちらから● 正会員年会費⇨から、お支払い頂けます。 ▲
by lee_milky
| 2013-12-29 00:27
|
Comments(2)
今日は、KBCシネマで悪いやつらを見た後、日韓映画文化交流研究会第4回自主上映会の打ち合わせをしてきました。
打合せの内容は、会員様宛て近々にメールしますね。 さて、映画の方ですが、終始「悪魔を見た」を思い出してました。 映画自体似てるところは暴力的なところとチェ・ミンシクさんだけなんですけどね^^ 同じ暴力でも暴力団の抗争と警察対暴力団の攻防なので、悪魔を見たほど見るのに疲れませんでしたが、その分、悪魔を見た時ほど胸に迫るものはありませんでした。 この映画、賞を総なめしてるみたいですけど、どこがいいのかな? 男の映画なんでしょうか。 HPを見てみたら、やはり見どころは男の抗争とハ・ジョンウのカッコよさ、チェ・ミンシクの演技の素晴らしさを楽しむ映画のようでした。 でも、韓国の袖の下社会と宗族秩序を知る上ではとても良い映画だったと思います。 一日経って思い出したのですが、映画のはじめの方に、チェ・ミンシク演ずる税関の公務員が不正をはたらくための大義に日本の朝鮮統治を持ち出します。 倉庫の中に隠されていたコカインを日本に売りつけるのに、統治36年の恨みを晴らすのにちょうど良い。 日本人をシャブ漬けにするのに何の遠慮が要るかというわけです。 それは、ただの言い訳でしかないのですが、言い訳がまかり通るのが韓国なのだと改めて知りました。 だから、この映画は、韓国の袖の下社会と宗族秩序、それに、韓国人の反日感情も良くわかる映画だと言えるでしょう。 ![]() ●飛ばない時はこちらから● 正会員年会費⇨から、お支払い頂けます。 ▲
by lee_milky
| 2013-12-26 23:20
| 日韓映画文化交流研究会
|
Comments(0)
図書室の使用状況が最近悪くなってきたというので、昼休みの図書室に見張りのために2~3日行ってみました。
たまたまなのか、聞いていたほど状況は悪くなくて、一冊の本を選んで読みながら、様子をうかがっていました。 残念なことに、私の勤務校は昼休みの時間が短いので、3日間でわずかしか読めず、後は借りることにしました。 で、借りる寸前に、家にもこの本があったのを思い出しました。 村上春樹の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」 創刊直後、ハルキストの夫にプレゼントし、夫が読み終わったら、自分が読もうと思ったのをすっかり忘れていました。 忘れた理由は、自分自身で分析してみると二つ。 一つは、ここ数年、本をめっきり読まなくなったから。 ブログをはじめ、最近はFACEBOOKにも手を染め、本を読むよりネットで遊ぶ方が忙しくなってしまっています。 もう一つは、前作の1Q84がそれほどピンとこなかったから。 1Q84は久しぶりの小説と言うこともあって、かなり話題になったにもかかわらず、若干期待はずれの感があった。 では、前作ほど話題にならなかった「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の面白さは押して測るべし。。。と、こう私の中でなってたことは確か。 果たして、図書館で偶然に手に取ったこの本は。。。もうもう、かなり面白くて、昨夜、一気に読みました。 年末のこの時期に、読書「久々嵌るとは・・・。 正月準備からの逃避?と自問自答しつつも、ネット漬けと比べれば、悪くない気もします。 さて、今夜は何を読むかな・・・。 ![]() ●飛ばない時はこちらから● 正会員年会費⇨から、お支払い頂けます。 ▲
by lee_milky
| 2013-12-22 16:36
| Book Review
|
Comments(2)
▲
by lee_milky
| 2013-12-19 22:53
| CF
|
Comments(0)
興味深く読んだ韓国語の記事が日本語になりました。→☆
嬉しい記事です。 ドヨンさんとビョンホンさんのぴったり息のあった演技を早くみたいですね^^ ![]() ●飛ばない時はこちらから● 正会員年会費⇨から、お支払い頂けます。 ▲
by lee_milky
| 2013-12-19 22:35
| +メモリーズ
|
Comments(0)
①福岡県域で放送された「特報フロンティア 飲酒運転“ゼロ”の願い~飯塚・幸袋中学校放送部の記録~」の番組冒頭の動画8分間と全編のテキストデータがアップされました。みなさま、よろしかったら、お付き合いください。→こちら
②日韓映画文化交流研究会からのお知らせを会員あてメールとブログ・ツイッター・フェイスブックでお知らせしておリます。→こちら ![]() ●飛ばない時はこちらから● 正会員年会費⇨から、お支払い頂けます。 ▲
by lee_milky
| 2013-12-19 01:13
|
Comments(0)
![]() 残念ながら、授賞式には参加できなかったそうです。 「侠女」の撮影がよほど忙しいのでしょうね。 ![]() ![]() 第二回自主上映会グッズ、引き続き販売しております。⇨ 正会員年会費も⇨から、お支払い頂けます。 ▲
by lee_milky
| 2013-12-13 23:03
| +王になった男
|
Comments(0)
▲
by lee_milky
| 2013-12-13 00:02
|
Comments(0)
▲
by lee_milky
| 2013-12-12 22:16
| CF
|
Comments(0)
TVで立て続けに紹介して頂いたので、様々な方から、励ましのお便りをいただきました。
そんな中、鳥取県の中学三年生から、17枚にも及ぶ手紙が届きました。 部員に宛てたその手紙には、45分間の地方発ドキュメンタリーを何度も繰り返し再生し、一時停止しながら検証したであろう感想が連綿と綴られていました。 実は、オンエア以降、2年生の浮ついた行動が気になりました。 叱っても叱っても、へらへらしていて、一向に指導が入りません。 「立派なのは、番組プロデューサーさんであって、あんたたちじゃないからね。」と、はっきり言ってもどこ吹く風です。 終いには、他の教員からまで「放送部、浮かれてますよ。」と指摘されました。 この手紙が届いたのは、そんなさなかでした。 分厚い封筒をスタジオに持ち込み、やおら読み始めて間もなく、「私は中学三年生です。」という件に来るや、部員全員が「えー!?」と驚きました。 表書きの毛筆の筆跡から、年配の方からの手紙と思い入っていたからです。 更に読み進めるうちに、部員たちは次第に意気消沈してきました。 その文面から伝わる、自分たちとはかけ離れた立派な中学生の姿に圧倒されたのです。 私が手紙を読み終えると、口々に「こんな中学生が居るんだ。」「テレビって怖い。」とささやいていました。 頂いた手紙には、部員で手分けして返事を書きます。 17枚の手紙に返事を書くと立候補した女の子は、はじめは「対抗して18枚書く。」と意気込んでいましたが、結局、「書きました。」と持ってきた手紙は便せんにスカスカの1枚でした。 あの手紙に、この返事はなかろうと思いましたが、これが実態なのだから仕方ありません。 今日、そのまま投函してきました。 中には、あのような分厚い手紙をいただいて驚いたこと、自分たちの「自主性」を誉めてくださったけれど、TVではカット部分がたくさんあって、実は自分たちは先生から叱られてばかりいること、でも、頂いた手紙を励みにこれから頑張ろうと思ったことなどが書かれていました。 気が付けば、修学旅行明けはあれ程浮かれていたのに、すっかり元の部活の雰囲気に戻っていました。 ![]() ●飛ばない時はこちらから● 正会員年会費⇨から、お支払い頂けます。 ▲
by lee_milky
| 2013-12-11 21:38
|
Comments(0)
|
日韓映画文化交流研究会
![]() ↑↑Click!!↑↑ ※飛ばない時は こちらから 検索
カテゴリ
全体 帰郷 韓国語講座 Book Review 日韓交流 童謡と童話 ■LBH出演映画■ +白頭山 +南山の部長たち +G.I.ジョー3 +それだけが、僕の世界 +天命の城 +エターナル +密偵 +マスター +マグニフィセント・セブン +ブラック・ファイル 野心の代償 +インサイダーズ +メモリーズ +ターミネーター 新機動 +REDリターンズ +G.I.ジョー2 +王になった男 +Share The Vision +悪魔を見た +アイリス-THE LAST- +The Influence +G.I.ジョー +I come… +グッド・バット… +HERO +夏物語 +甘い人生 +誰にでも秘密がある +CUT +純愛中毒 +マリといた夏 +バンジージャンプする +JSA +我が心のオルガン +地上満歌 +彼らだけの世界 +RUN AWAY +誰が俺を苦しめるか ■LBH出演ドラマ■ -ミスター・サンシャイン -外交官・黒田康作 -アイリス -セリが帰ってきた -オールイン -美しき日々 -遠い路 -ハッピートゥゲザー -ひまわり -白夜3.98 -美しい彼女 -アスファルトの男 -恋の香り -ポリス -生き残った者の悲しみ -明日は愛 -別れの来ない朝 -あの野菊の如く -アスファルト我が故郷 -太陽が昇る日 CF 写真集 Happy Birthday Merry Christmas NHK紅白メッセージ あの日の君へ ファンミーティング 韓国旅行 スキン変更 教科指導 博多グルメ オフ会 Information ?? ??☆単語カード 集中インタビュー はじめに IRISあらすじ和訳 IRIS OST和訳 韓国映画関連映画祭 福智高等学校特別公開講座 日韓映画文化交流研究会 東日本大震災 携帯より 映画 未分類 ブログパーツ
最新の記事
お気に入りブログ
ぽっとの陽だまり研究室 あばばいな~~~。 RGBとCMYの不思議な関係 まり♪のシネマ・ブックス... My precious ... Thinking of ... 薬膳のチカラ Everybody Ha... 豊前上野.百の箱- mo... Yucky's Tape... LBH映画を語る会@FU... 日本人類言語学会 外部リンク
最新のコメント
以前の記事
2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 最新のトラックバック
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||